1日で学べるExcelの教科書
シリーズ連載を通して「Microsoft Excelの基礎」を解説しています。
今回は「第6回:Excelで検索と置換する方法」について説明していきます。
特定のキーワードを検索したり、特定の文字を別の文字に置き換える方法を学びましょう。
はじめてのExcel!使い方や関数の基礎をじっくり学ぶ
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目次
まずはじめに
Excel内のデータが増えてくると、特定の文字を探すのが大変になってきます。
また、大量のデータを置き換えるのに手作業で入力するとなると、入力ミスが発生しやすく作業効率が悪いです。
検索と置換の機能を使って業務を楽にしていきましょう。
今回は下図のシートを使って検索と置換する方法について解説していきます。
※資料:総務省「令和2年国勢調査」
≫サンプルファイル
サンプルファイルを用意しているのでダウンロードしてご活用ください
特定の文字を検索する
検索の機能は2つの方法で操作することができます。
ショートカット キーから検索する
キーボードのCtrlを押しながらFを押すと、画面中央に検索ボックスが表示されます。
WindowsとMacとでは検索のショートカット キーが違います。
種類 |
ショートカットキー |
Windows |
Ctrl+F |
Mac |
⌘+F |
検索ボックスに【大阪】と入力して、次を検索をクリック、またはEnterを押すと、文字列に部分一致したセルが緑色でハイライトされました。
このように、簡単に特定のキーワードを検索することができます。
キーボード操作に慣れるまで少し時間がかかるかもしれませんが、慣れてしまえばパソコン操作の効率が一気にアップします。
検索のショートカットキーは頻繁に使うので必ず覚えてください
ツールバーから検索する
ツールバーのホーム右端にある検索と選択から検索を選択すると検索ボックスが表示されます。
後の操作はショートカット キーから検索する方法と同じです。
特定の文字を置換する
置き換えの機能も2つの方法で操作することができます。
下記、サンプルシート②を例に解説していきます。
※資料:疑似個人情報生成
ショートカット キーから置換する
キーボードのCtrlを押しながらHを押すと検索と置換の入力ボックスを表示することができます。
WindowsとMacとでは検索と置換のショートカット キーが違います。
種類 |
ショートカットキー |
Windows |
Ctrl+H |
Mac |
⌘+Shift(⇧)+H |
[検索する文字列]ボックスに置換したい文字列、[置換後]ボックスに置換後に表示したい文字列を入力してください。
ここでは[検索する文字列]ボックスに「男性」、[置換後]ボックスに「おとこ」と入力します。
最後にすべて置換ボタンをクリックしてください。
シート内の文字が置換されました。
範囲を指定し、範囲内の文字列のみを置換することも可能です。
置換したいセル範囲をドラッグして選択し、> 検索オプションをクリックしてください。
[検索場所]から「選択範囲」選択し、すべて置換ボタンをクリックしてください。
指定したセル範囲の文字が置換されました。
ツールバーから置換する
ツールバーのホーム右端にある検索と選択から置換を選択すると入力ボックスが表示されます。
後の操作はショートカット キーから置換する方法と同じです。
まとめ
- 大量データから特定の文字を検索するのはショートカット キーを使うと便利。
- キーボードのCtrlを押しながらFを押すと、画面中央に検索ボックスを表示することができる。Macは⌘+Fで表示。
- キーボードのCtrlを押しながらHを押すと、[検索と置換]入力ボックスを表示することができる。Macは⌘+Shift(⇧)+Hで表示。
- [検索と置換]では特定の文字を任意の文字に置換できる。
- ツールバーからもそれぞれのボックスを表示できる。
Microsoft Excelで検索と置換する方法についてお伝えしました。
少ない文字の置き換えなら手作業でも問題ありませんが、大量のデータを置き換えるときは置換機能が欠かせません。
入力ミスを防ぐことにもつながりますので、どんどん活用していきましょう。
次回は「リンクを挿入・編集・削除する方法」を見ていきましょう
「第7回:Excelでリンクを挿入・編集・削除する方法」はこちら≫
1日で学べるExcel(エクセル)の教科書
シリーズ連載を通してExcelの基礎をまとめています。
手順通りに学習を進めていけば1日でExcelの基礎を学べます。
データ入力の基礎
表示形式の変更
行・列の操作
シートの操作
集計の基礎
はじめに覚えておきたい6関数